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水を知る

柄杓で汲んだ水で手を洗い、そして柄杓の底に残った水を川へ還したという道元は、いくらでもあるような水でさえ粗末にせず大切にしていました。 その私たちが当たり前のように使っている水。今、水は様々な問題を抱えているのです。

安全な水と健康なくらし

◆純水装置で水質を改善する

■水道水の有害物質を除去するために
 水質改善のためには、上流域にある山林を含めた地域全体の環境改善が不可欠であることはすでに述べた。しかし、あまりに水質の悪化が進んでいる現状では、改善のために応急の措置も必要である。

 すでに大都市では水道水をそのまま飲む家庭が減り、ミネラルウォーターの販売が伸びている。2001年の生産・輸入量は124.7万klで、対前年比14.5%増、89年の10.6倍である(『水道産業新聞』2002年3月14日号)。だが、調理に際しては加熱するから安心だと思い込み、水道水を利用している家庭が多いようだ。たしかに、塩素は加熱すれば気化するから、問題は少ない。とはいえ、沸点が100度以上の物質は、加熱してもそのまま残る。農薬やダイオキシンのような有機塩素化合物は、除去されない。

 こうした有害化学物質を除去し、水質を改善するためには、RO-逆浸透膜を利用した純水装置が最適である。最近では、業務用に加えて家庭用も販売されている。この装置はNASA(アメリカ航空宇宙局)が人工衛星のなかで飲料水を確保するために利用してきたほか、海水の淡水化装置としても使われてきた。 
  water05.jpg water05_2.jpg 

水の分子以外の物質が通過できないほどの小さな孔がある高分子膜を「半透膜」という。この半透膜を介して海水と淡水を接触させると、淡水は浸透圧が高い海水のほうへ流れていく。海水側に本来の浸透圧よりも強い圧力を加えると、逆に海水側から浸透膜を通して淡水が染み出してくる。自然の流れとは逆なので、「逆浸透膜」と呼ばれる。

 逆浸透膜の孔は0.001一ミクロン(1000万分の1ミリ)と極端に小さく、ナトリウムやカルシウムなどのイオン、トリハロメタン、有機塩素化合物、硝酸イオン、細菌、ウイルスなどを通さない。通常、高性能の浄水器で使用され、細菌を通さないろ過膜の孔は0.01ミクロンだから、逆浸透膜の孔がいかに小さいかがわかる。こうして得られる純水には、不純物が存在しない。


■純水について
 純水には大きく分けて3種類ある。第1は一般に蒸留水と呼ばれるもので、水を沸騰させて得られる蒸気を冷やして作る。このときは、不純物が混じることもある。第2はRO-逆浸透膜による純水で、蒸留水に比べてはるかに不純物が少ない。第3は、半導体工場などで使用される不純物がない超純水である。

 ただし、一般に純水はまずいとか体に悪いと言われる。水に関する書籍にもそう書かれ ている場合があるし、スペースシャトルに搭乗した毛利衛さんもRO-逆浸透膜純水器の水はまずいと言っていた。もっとも、このとき毛利さんが飲んでいた純水は、人間の汗や小水も原料として使っている。飲用にする前の段階で感性的にまずいという意識が先にあったのだろう。

 人間の味覚は舌の上だけで判断するのではなく、さまざまな生活や経験のなかで学習された意識によって決定されている場合が多い。食品や食材の名称だけで口に入れる行為を拒否することがたびたび見られるのは、その表れである。たとえば鶏肉がきらいな人は初めから食べようとしないし、ワニと言えば名前を聞いただけで拒絶する人が多い。

 実際には、RO-逆浸透膜によって有害物質を取り除いた純水は、まずくはない。それは、原水の水質を引き継いでいる。利根川の水は群馬県や埼玉県を流れる利根川の味であり、淀川の水は琵琶湖の水の味である。

water06.jpg 大阪市では最近、自動販売機でRO-逆浸透膜による純水器を利用した水を販売する量販店や、「純水炊き」を調い文句とする米飯店や寿司屋が誕生し、お客も増えている。いわば、食品の新しい表示方法である。米を炊いた場合、炊きあがり重量の50~58%が水である。素材の50%以上を占める成分が水道のままなのか、お客の健康を考慮して不純物を除去しているのかは、食品添加物や酸化防止剤の表示と同様に大切だ。

 純水を使った加工食品の長所は、ナトリウムイオンが少なく、味覚が安定しやすいことだ。米、豆類、乾物は、とくに素材そのもののうま味や甘みが出しやすい。そして、薄味に適している。

 糖尿病食や腎臓病食だけでなく、健康のために塩や携分の減少が求められている。薄味を引き出すには素材の質と使う水がよくなければならない。素材の質は基礎栄養成分の含有量と関係し、質がよい加工品や調理品を作ることができる。

家庭用のRO-逆浸透膜の純水装置の入手先(発売元)は、以下のとおりだ。
・ウォータープラネットWP-SQC-3、WP-1、いずれもシンク下設置タイプ
・アクアテクノロジー 電話番号:0120-75-5577 http://www.aquatec.jp/



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