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水を知る

柄杓で汲んだ水で手を洗い、そして柄杓の底に残った水を川へ還したという道元は、いくらでもあるような水でさえ粗末にせず大切にしていました。 その私たちが当たり前のように使っている水。今、水は様々な問題を抱えているのです。

水の汚染と健康被害

◆水の汚染の指標

水質の汚染状況を知るには、どんなポイントに注目したらよいのだろうか。
膨大な物質を検査し、数値化して汚染度を測るわけだが、あまり細かく見すぎると専門家以外にはわかりにくい。そこで、一般的な水質汚染の指標とされるのが、BOD(生物学的酸素要求量)とCOD(化学的酸素要求量)である。前者が河川の水質汚染状況、後者が湖や海の水質汚染状況の目安とされてきた。

 BODは、水中の微生物が有機物を二酸化炭素と水に分解するときに必要な酸素の量を、数値で表したものだ。必要とする酸素量が多ければ多いほど水中の有機物が多く、汚れていることを意味する。この数値が高ければ、透明度は下がる。
 ただし、ここにも落とし穴がある。BODでとらえられるのは分解性の汚染物質だけであり、トリハロメタン、ダイオキシン、トリクロロエチレンなどは測定できない。

 もうひとつの汚染の指標に、電気伝導率がある。水に溶かしたときに電流を流す物質を電解質という。たとえば、塩素、水酸化ナトリウム、硫酸、カルシウム、マグネシウムなどだ。こうした電解質が水中に多ければ、電気抵抗が小さいために電流を通しやすく、電気伝導率は高い。反対に電解質が少なければ、電流を通しにくく、電気伝導率は低い。つまり電気伝導率が高ければ、それだけ汚染物質も多いことを意味する。おおむね100マイクロジーメンス(電気の通りやすさを示す値)より少なければ、汚染度は低いとみてよい。
 ほとんどの水溶性無機物は、水に溶けると陽イオン(プラスイオン)と陰イオン(マイナスイオン)とに分離する。イオンは電流を運ぶ(流す)役割がある。イオン化した物質が多くなるほど、電気伝導率は高くなる。

  なお、EUやアメリカでは、総イオン値の測定を水質汚染の指標としており、家庭で測定できる簡単なイオンメーターが販売されている。また、WHO(世界保健機関)では、電気伝導率ではなく全溶解性物質(TDS値)として表示している。これは水に溶けている無機の塩基と有機物の量を表す用語で、本警で利用する総イオン値と同じである。

 ちなみに、超純水(純度が高く、味覚や臭覚を刺激する不純物を含まない水)の電気伝導率は0.1マイクロジーメンスだ。市販の蒸留水は5~6マイクロジーメンス、水道水がだいたい100マイクロジーメンスである。また、電気伝導率は水温が上昇すると高くなるため(1度で約2%)、夏や高温の排水がある場所では高い。



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