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消費税の増税とTPP参加を考える

◆日本のTPP参入が正しい選択か その1

オランダのハウスイチゴ施設と日本の植物工場の課題

日本はTPP参入か否かで揺れている、経済界は参入に、生産者は反対意見を唱えている。農業経済学者の意見は賛否半々が掲載されている。
世界の農業地域を見て栽培放棄面積、荒廃農地が多いのは、農業大国の米国と農業衰退国家日本である。米国では農地は消耗品として一定の栽培期間から塩化など農地の老化で廃棄されている。日本では採算性の悪化による農業放れが進み、耕作放棄されている。
何故、これほどまでに日本の大地が荒廃しているのか、全ての国民が真摯に受け止め、見直すべき課題である。国土の荒廃は、国家の衰退を意味しているからである。

■オランダのイチゴ栽培と日本の植物工場の課題
昭和60年代、日本とオランダではハウス園芸による技術的格差は現地を見てもそれほど感じる事はなく、栽培する園芸作物の違いによる収益の格差が目立っていた。

今回の訪問では、園芸作物の格差ではなく、ハウス園芸の捉え方に大きな格差が付き、農業システムの捉え方が生産者の主張ではなく、消費者の視点に立った生産システムが確立されている。施設園芸の生産システムに大きな格差が付き、この格差を引き戻すのは、容易ではない。残念ながら現在、経産省や農水省が進めているハウス栽培の技術、京都府立大学の実験ハウス棟、大阪府立大学の植物工場の実態では対抗できる技術には至っていない。日本はバブル経済による影響からハウス栽培の捉え方は20年遅れになり、技術的格差が大きく開いている。

現在、EU圏内の多くの量販店では、イチゴは1kg/2.0~2.3ユーロ前後で販売されており、品質的には日本で販売されている1パック300g/350円の商品と遜色がない。価格的には約5倍の格差が付いている。

ハウスの経営では1kg/1.2~1.3ユーロが採算点としていた。
オランダのイチゴ栽培は周年同一コストで1年中収穫できるシステムを作りあげており、苗の品種は4種類を交代に入れ替えながら、苗の冷蔵から休眠期間、定植、開花を全てシステムとして組み込んでいる。残念ながら全ての写真撮影は禁止されており、公開はされていない。これらの技術は全て日本のイチゴ栽培をヒントに作りあげたと説明されていた。イチゴの棚は人が立ち収穫できる高さに調整され、全て養液栽培である。

収穫は車走行を活用し人手による手積みであるが、作業効率を優先され、屈み収穫する構造ではない。ハウスの1片は300mx300m=9haの広大なイチゴハウス工場である。従業員は約30名。

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■日本の植物工場の技術的遅れの原因!!
イチゴ栽培の自然環境ではオランダも日本も変わらないはずである。
生産施設に必用な部材のコストもそれほどの格差は見られない。

しかし市販に出ているイチゴの価格格差は5倍付いている。この格差は、生産農家の技術格差ではなく、イチゴのシステム栽培の技術格差である。日本ではイチゴ栽培は比較的安定した農業栽培品目であり、安定した消費が見られる。しかしこの20年間システム的技術進歩は見られなかった。

イチゴ栽培農家が事業としてシステム栽培によるコスト軽減を計る努力を怠ったことが技術的格差として広がっている。システム設計をサポートする組織の脆弱さにも原因がある。
日本の多くの施設園芸の技術的革新は、地域の篤農家によって進められてきた。施設園芸の多くの技術は、篤農家の努力で積み上がっており、地域の大学、試験場は初歩的なサポートにすぎなかった。ハウスメロン、ハウス果実、バラ園芸、ラン栽培などである。バブル経済崩壊後、高収益事業の施設園芸の大きく減少し、次への技術改革を怠っていた。
大学機関や各地の試験場は技術の蓄積すら怠っていた。

最近、第三次の植物工場ブームとされる。LEDの技術進歩による採光選択と採光による消費エネルギー軽減から始まっているが、栽培環境と採光の関係は既に20数年前に基本は確立しており新しい技術ではない。

植物工場の運営の課題は、栽培品目の選定、市場価格バランス、周年栽培の形態、生産コストが市場価格に見合った生産システムの完成であり、価格の持続性が植物工場の維持を可能にする。生産システムのエンジニアリングが確立されていない。

生産システムの導入が従来の開放型農業よりも効率よく栽培でき、価格的にも安価に栽培できるシステムこそが植物工場の利点であれば、経営が持続でき、投資の価値がある。
日本の植物工場の捉え方は根底から間違っている。

高価格の植物施設を販売する業者の為の植物工場施設販売になっている。
安定的な農産物の生産システムとしての植物工場には至っていない。

右の写真は収穫がしやすい高さにイチゴの棚が
設置されそのまま収穫箱に詰めて移動する
収穫の作業効率を簡素化している。
イチゴの棚は上下3段殻なり、生育に合わせて
下段におろし、収穫時期に合わせている。

 

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