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道元の教えに学ぶロハスデザイン

 
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土に気付く

道元の『典座教訓』の教えによると、食事をつくるということは 非常に大切な行為でした。食材をむだなく活かすことは食べる人への 心配りが求められるからです。私たちが普段購入している食材や調理について知ることは自分のみならずそれを食する人への配慮になります。

土の汚染の原因と実態

◆チンゲンサイを食べると死ぬ?

sand01.jpg■農薬より怖いものがある
健康になるには、野菜をたくさん食べることだ。ほとんどの読者は、こう信じて疑わないのではないだろうか。確かにテレビ、新聞、雑誌などで、野菜は健康の象徴というような報道が繰り返されている。特に生活習慣病とされているガン、糖尿病、高血圧、脳血管障害などの症例改善には野菜の摂取が一番であると、マスコミはもとより、医者も強調する。間違っても野菜は健康に悪いなどという話は聞かない。

◆硝酸塩の危険性

   ■硝酸塩とは
 「硝酸塩」と「亜硝酸」。一般にはあまりなじみのない物質だろう。
野菜を育てるには窒素成分が必要で、そのために窒素肥料を投入する。野菜がそれを吸収し生長する。それまでの過程で、窒素成分はさまざまな形に変化するが、最終的には亜硝酸に変化する。
これは、ガンを誘発するなど人体に極めて有害な物資なのである。しかも、日本に野菜に含まれる硝酸塩濃度は、手遅れになりかねないほどの危険レベルに達しているのだ。

◆施設栽培の影響


sand03.jpg■光合成が足りない
窒素肥料が投入されると土壌から野菜の根が吸収し、茎にまわる。そして葉に移動して
いく。この過程で光合成をすると、窒素成分はタンパク質に変わっていく。
施設栽培の野菜は、ハウスなどで温度管理し、光合成を管理して生育期間を短縮するの
で1年を通して収穫できる。例えば露地栽培のホウレンソウは、秋から冬にかけて約60
日間かけて生育する。ところが、施設栽培では半分の30日間程度で収穫できてしまう。

◆地域の実態

   ■ビニールハウスに覆われる熊本
熊本県は、1998年の統計で、慢性透析の人口比率が鹿児島県、大分県に次いで全国第3位その前年は第1位だった。過去15年以上は常にベストスリーを維持している。冬季に飛行機で熊本上空から下界を見下ろすと、農地のすべてがビニールハウスで覆われているかのような光景が目に飛び込んでくる。それほど施設栽培が多いのだが、トマト、メロン、スイカの施設面積は際だって大きく、長年日本一の施設栽培面積を保っている。

◆法改正による影響

■有機農産物の認証制度ってなに?
2000年6月、有機農産物の表示を定めた改正JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)が施行され、9月には「有機認証農作物」が初めて登場した。

◆有機農業の必要性

■三千年前の中国農業の知恵
有機農業の必要性が世界に発信されたのは1924年であり、近代化学が急速に進歩していた時期である。化学肥料による栽培は土壌の劣化に結びつくことから、ドイツの人智学者ルドルフ・シュタイナーは、宇宙的視点から有機農業の必要性を哲学的に説明した。その教えはまさに現在の日本にこそ必要なのではないか。シュタイナーより約80年遅れて日本人が気付き始めた。ようやくスタートラインにたったわけで、これからやらなくてはならないことは山ほどある。農業を今後どのようにして再構築するか、国民すべてのテーマでもある。 アメリカの穀倉地帯は現在、塩害による農地の荒廃という大きな問題を抱えている。塩害は基本的には大地が乾燥することによって生じるが、植物を植えていないと起きることが多い。ただの草でも大地に生えていることで、塩害を防げる場合もある。

◆生産者・流通業者・消費者の認識

■野菜の名前を間違えるスーパーの店員
 日本の若い人の多くは農業の現場を知らない。作物がどのような畑で栽培され、その外
観や形状を見て、何が栽培されているかを判断できる能力は極端に低下している。その点
に関しては、多くの人びとの識別能力は、ひと昔前の小学校低学年の能力以下である。農
業の常識が通用しないのだ。