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研究報告

◆チュニジアに農業技術支援を開始

この度、チュニジアで農業の指導にあたることになりました。

チュニジアの農業の歴史
北アフリカのチュニジアは、紀元前カルタゴの古代都市文明で、有名な地でもあり、ベルベル人、フェニキア人など、地中海古代都市文明の中心的な地域の一つである。

紀元前230年の頃に、既にフェニキア人の農学者マゴンによって全28巻の農学書が纏められている。その中の一つに、現在のワイン作りの基礎が示され、農業文化の高さが説明できる。この著書は、ボエニ戦争敗戦後多くが焼失し一部が、後にヘブライ語とギリシャ語に訳され、現在のワイン製造、後の19世紀のEU農業書の基礎的存在になっている。

同時代の農学書は中国の戦国時代末期紀元前220年頃に秦国、呂不いの基で編集された「呂氏春秋」があり、ほぼ同時代である。呂氏春秋は、上農、任地、辨土、審時からなる農業政策農業技法に関する論文である。既に塩害対策、連作障害対策が列記されている。

地中海文明の頃と中国大陸でほぼ同時代に農学書が編集されており、どちらも現在においても通じるレベルの高さがある。

東北大災害では農地の塩害対策が必要であるが、既に紀元前の頃に黄河流域で塩害対策を成功させている。この技法は現在にも通じる方法である。


【ジャスミン革命と農業への改革】

チュニジアは2010年~2011年に掛けて独裁政権が崩壊し、「ジャスミン革命」民政化に成功した。2011年5月のG8主要国国際会議でおいて、北アフリカの民政化に協力に同意されている。しかし、日本からの具体的支援策は見られず、他の先進国からも具体的な支援は説明されていない。

チュニジアは、有史以来、ローマ人、アラブ人、フランス人の植民地下に敷かれた歴史が長く、多くの産業が他国の資本の中で搾取させていた経営が続き、自主経営の歴史が少なく、農産物の多くが原料供給地としてみられ、付加価値を高め加工品を市場に流通する産業への転換に欠けています。

新たな地場産業の育成には、現在栽培されている品目の価値を高めEUに向けて市場開拓することが望まれている。秋から春にかけては、比較的降雨量にも恵まれており、EU諸国よりも気温は高い、簡単な施設園芸によって、EU向け農産物の栽培が可能である。フランス以北地域の冬期では野菜市場は品目も限られており、この時期に高付加価値野菜の栽培を手がけるとEU市場への活路が開かれる。

多くは施設園芸による効率化を計ることで、多品目の野菜、花卉類の栽培が可能である。

単一品目大量生産ではなく、多品目少量生産で、付加価値の高い品目を市場に向けて開拓することで活路が開かれる。

この分野は、過去の日本の東海から愛知、西南暖地の農業生産のスタイルと類似しており、日本からの有望な支援に結びつけられる。


【主な栽培品目と支援加工品】
イタリヤ、フランス、スペインそしてドイツは農業国であり、自給率も高い、これらの国で栽培していない、品目又は加工品に結びつく品目の設定が欠かせない。

1.消費量の多いニンニク
ジャンボニンニクの栽培と黒ニンニクの加工
ニンニクは世界的に消費が安定した品目である。最近、日本と米国で大型種のにんにくが同時に開発された。従来のニンニクは1玉が平均50g以下であるが、ジャンボニンニクは、1玉は250g~500g1片は平均すると40g以上である。

鱗片1片が従来のニンニクの重量である。
栽培面積当たりの収量は、約5倍~7倍になる栽培面積当たりの収益の改善になる。。
1片の大きさから消費者及び加工業者が皮をむく作業が軽減できる。

黒ニンニクに加工すると味覚はフルーツのように変わり、多くの調理に加工できる。
同時にポリフェノール類は約10倍に増加し高齢化社会に必要な基礎免疫力の増加に効果があることが医薬学的にも証明されている。
1片が大きく1片がフルーツのような摂取によって消費でき、簡便である。

4~5年を掛けて栽培産地としての知名度を上げるとEUマーケットに大きく躍進できるビジネススタイルが構築できる。
1haに平均,20t~25tの栽培が可能であり、高収益農業が可能である。


2.黄色い葉のニンニク芽の栽培

ネギ、ニラ、にんにくは暗室栽培を行うと黄色に変色し柔らかく生育する。
チュニジアには多くのにんにくが栽培されており、価格はEUの中では安い、
1片を定植し、ハウス内では約35日で約30cm程度に生長する。小さなニンニクの玉を付けた状態で須10本単位に結束しEUの新しい野菜として販売することが可能

販売対象はフランス料理、イタリヤ料理、中華料理、日本料理に利用できる。
甘みがあり、美味しい野菜である。秋から春先まで1週間単位に出荷出来る体制を整えると市場性の高い品目になる

3.オリーブの葉からオレウロペインの抽出

オリーブの生産量は世界第5位である。長年この地域は手積みで行われており、有機農業地域が多い。それだけに葉のビジネスは今後の課題である。
オリーブは毎年収穫後に剪定を行い、剪定によって多くの葉の採取が可能である。
オレウロペインは採取後の時間と採取時期によって品質が大きく異なり、比較的製品の安定に課題の多い素材である。

現地に適切な施設を設けることで製品の安定が得られやすい。

オレウロペインは、肥満時のアディポネクチンの活性に効果があることが既に医薬学的に実験によって説明されており今後大きく期待できる素材の一つである。

特にガン、高血圧、糖尿病等の免疫力低下に対する予防効果が高く、マーケットは大きい。

この3つの事業を平行し進めることで、年間安定した雇用が可能になり地域産業として安定経営が可能になる

農業は世界中年間を通して安定する事が難しく、そのために来ようが安定しない課題がある。複合経営によって安定させることは日本の得意とする分野でもあり、今後後進国指導のモデル的地域として演出できる。


【チュニジア農業への投資価値】

1.企業の農業投資に規制が少なく、参入が安易であり、農地の収得も可能である。

2.農業投資後の農産物は海外輸出に関しては10年間無税である。

3.EUマーケットに近く、秋から翌年春先に掛けて、冬期の野菜生産に気候が向いている。この期間は比較的降水量が安定している。同時にEU地域よりも温度が高い。
加温の必要が少なく、ハウスで温度の安定が得られ、促成栽培、花き園芸に向いている。

4.EUにはフランス料理だけではなく、最近では、中国料理、日本料理等料理の多様化が進んでおり、大量生産品目ではなく、多品目高付加価値栽培に向いた地域である。

5.7月から9月にかけては高温で乾燥するために農業生産の多くは困難である。
  この時期は農産物の加工に向けた計画が必要である。

6.一定の義務教育と教育レベルが比較的高く、農業農道者が確保しやすい

7.EUの観光地として定着しており、今後大きな政変の変動などの心配が少ない。

8.チュニジアは日本との友好関係がな外国家であり、北アフリカの安定は地中海そしてスエズ運河の安定に結びつき、エジプトを始め現在問題となっているイエメン、ソマリア、ジプシの安定にも寄与する。昭和48年第一次中東戦争においてスエズ運河が閉鎖された事によって生じた、世界の貿易に与えた影響の大きさと反省からも、大震災後、小さく日本に閉じこもり、閉塞しているこの時期こそ、海外に広く目を向けるべきである。



 

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