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関西文化とロハスデザイン

三都の食生活の違いを分析し、食生活の違いから生じる精神性や産業構造の違いを 分析することによって、食習慣から作り出される生活習慣や精神性を探索し 時代の課題として検証します。

食生活の違いと産業構造

◆日本人の性格と食生活

産業構造が食生活の形態を作りだしたのか、その地域の食生活の形態が産業構造に影響を与えたのかを体系的に解析されている事例は少ない。
食生活の形態と産業構造の形態は類似しており、その地域の精神性、性格も類似点が見られる。

日本人の食生活は大変多様性があり、食生活は地域性が強く、一見保守的に見えるが、決して保守的ではなく、新しい、目新しい食品も好んで食べる傾向がある。
他の国の文化や技術、価値を認めると、いち早く導入し、むしろ遅れることを嫌う傾向が強い。遅れることが嫌な民族性があり、遅れていると云われることを嫌う傾向が強い。
"遅れている"の表現には、田舎物や時代遅れ、知識が浅いとする意味が込められている場合が多く、新しい食べ物や調味料、スパイスを知らないときにも使われる。
"遅れている"
少し小馬鹿な意味が込められ、会話の中で、今流行になっているを知らないことを指しており、遅れていると云われる言葉を嫌う傾向は、田舎にも、都会にも見られる。
地方都市では、その地域が田舎であり、謙遜し、"この地域は、遅れています"と良く耳にするが、反対に、他人から、"この地域遅れていますね"云われると一般的には、"むっとして"決して、喜ばない。
新しく、販売された美味しい食べ物をまだ食べていないことを"遅れている"と表現する例があり、若い人ほど、馬鹿にされたと思う気持ちが先に走る。
田舎を馬鹿にされているとする意識は東北地域ほど強い。
同じ田舎でも九州や四国では、田舎を馬鹿にされた表現には受け止めていない。
田舎を楽しんでいるから田舎で生活している人が多い。
反対に田舎らしさを自慢する意識すら残されている。
日本人は、新しい物が好きな国民性である。
隣の国、中国では、"遅れている"と云われる言葉を極端に嫌う、この表現は、知能程度が低い、侮辱している言葉として使う。
日本人は比較的、軽く使うが、間違っても中国では使ってはいけない言葉の一つである。
基本的に、江戸っ子も、浪花っ子も遅れていることを好まない。
大阪も東京も食べ物は、旬の先取りを好む傾向が強く、初物に高い値が付くのには毎年同じで、不思議な傾向である。決して初物が美味しいわけではないが、高値が付き、競りの状態を報道され、報道機関までが、初物を囃し立て、値を釣り上げる傾向がある。
初鰹、初サンマ、時シャケの初競り、ハウスのサクランボの初競りは、毎年、必ず飽きずにご祝儀相場として報道される。
日本人は初物好きである。
江戸時代に、関西から樽回船で新酒が運ばれるのも、蔵元の一番乗りを競い、江戸入荷を楽しんでいた。
初物に高い値が付き、江戸町民の楽しみの一つにもなっていたようである。

初物をより早く出荷することが利益に結びつく例が多く、イチゴやサクランボ、ミカン、柿、桃などに旬よりも早い出荷を競い、ハウス栽培が西南地域に広がった。その結果イチゴはいつの間にか季節感が無くなってしまい、肝心の旬の一倍美味しい時期に、イチゴがの入荷量が減少している。
今では、子供も大人もイチゴの旬を言い当てる人が少なくなった。
新米、米も新米が喜ばれるが、人間の新米や仕事の新米は喜ばれない。
今では二期作の米の栽培がされていないが、新米は、8月に高知県や、宮崎県、鹿児島県から売られ、高値が着いた頃もあった。最近は早稲種の栽培技術が進み、東北地域では、9月に出荷でき、西南地域の新米がそれ程、話題にならなくなった。米の保存技術が進歩し、西南地域の新米と保存されている米の味覚と品質に大きな遜色がなくなった。
早場米の価値が低下し、それ程記事として価値が廃れている。

大阪も東京も男性サラリーマンは早食いが多い。
浪花の街は、丁稚の早食いが常識であり、せき立てられて食べる傾向が普通である。
江戸の街も浪花とあまり変わらず、早食いが好まれている。
和そばが典型的な早食いの食事である。
一食の単価の安い外食、牛丼、うどん、ラーメン、カレーライス等は早食いの典型的な食事であり、大阪、東京のサラリーマン街に乱立している。
神戸はスロー、京都も比較的ゆっくりと食事をする。
米国のサラリーマンの昼食の多くは、大阪や東京と変わっていない。ハンバーグとペプシコーラだけの昼食が多い。しかし、ディナーはスローである。
中国は一つで表現が出来ないほど、バラバラである。極端な早食いと極端なスローフーズが同居している。
朝早くから外食の店が開いており、お粥やワンタン、麺類など種類が多くこれらの外食は早食いである。外食比率は世界一多いのではないかと思うほど、朝から晩まで、ゆっくりと食事を取る人と急いで外食をする人が極端に混ざり合っている。
日本に来ていた留学生が神戸のような喫茶店は中国では、大変流行るが、売り上げはさっぱり上がらないはずと云っていた。半日は平気で座っている高齢者の溜まり場になる可能性が強い。



食文化と文化密度の関係

京都・大阪・神戸関西三都の食文化

食生活の違いと産業構造

京都、大阪、神戸市民の食生活と環境及びメタボリックの関係