循環型社会の中で環境と健康を考えるロハスなくらし お問い合わせ

道元の教えに学ぶロハスデザイン

 
水を知る 土に気付く 火に学ぶ 関西文化とロハスデザイン ロハスデザインの実践  
TOP>関西文化とロハスデザイン>京都、大阪、神戸市民の食生活と環境及びメタボリックの関係>京都市、大阪市、神戸市の食生活

関西文化とロハスデザイン

三都の食生活の違いを分析し、食生活の違いから生じる精神性や産業構造の違いを 分析することによって、食習慣から作り出される生活習慣や精神性を探索し 時代の課題として検証します。

京都、大阪、神戸市民の食生活と環境及びメタボリックの関係

◆京都市、大阪市、神戸市の食生活

京都市、大阪市、神戸市のメタボリックシンドロームに罹患している患者数は正確な統計データは取られていないが、これまでの学会報告などでは、大阪市は全国的に見ても多く、すぐ隣の都市、京都市は反対に全国的に見ても少ない、神戸市は、ちょうどその中間的とされていた。
2004年から始まった、武庫川女子大学の研究課題「関西圏の人間文化についての総合的研究」の我々への一つの課題、日本の食文化へのフージョンを研究するに当たり、京都、大阪、神戸の食生活の違いがあることから、日本で多発しているメタボリックシンドロームとの相関性ついて調査し、その中で最適な食生活のあり方を研究テーマにした。調査研究の結果、長寿社会を健康に導く食生活のあり方は、従来の栄養計画よりも、食材の選択と調理方法に解決手段が存在していた。

京都、大阪、神戸の各都市間の距離はわずか40kmにも満たない近距離にあり、企業間取引、通学、ショッピング、祭事、日帰り観光など、実生活のなかで密接な交流がある。歴史的にも大阪と京都は桃山時代から切り離せない関係が続いている。
関西圏では、同一企業が出店している量販店や百貨店の店舗が、それぞれの都市で、日々同じように、生鮮3品を並べ、多くの食材が同一地域から仕入れられ店頭に並んでいる。店舗に並べられているグロサリーの店数にしても大きな違いは見られない。量販店や百貨店の店舗に入れば、京都の店なのか、大阪なのか、神戸なのか、都市の区別はなく、同じような食品群が並べられている。
消費者の台所を満たしている各都市の中央市場を見ても、日々競られている生鮮3品の鮮魚、青果、精肉等が入荷する産地は同じである。
強いて市場での違いを探すと近海物の鮮魚や地場産地の野菜が、季節の始めに入る入荷量が差として見られる程度である。
食品流通全体から見ていると京都市と大阪市、神戸市の市民の食生活には大きな違いがあるようには見えない。

■3都市の味の違い
他方、市民の消費量のデータを家計調査年表や県勢のデータで比較すると、各都市の格差がそれぞれに見られる。例えば、牛肉の消費量は京都、神戸、大阪の順に多く、豚肉では、大阪、京都、神戸の順である。鮮魚の消費では神戸、大阪、京都、塩干物は京都、大阪、神戸になっている。生鮮野菜の消費量は、京都、神戸、大阪、果物は神戸、京都、大阪。パンの消費は神戸、京都、大阪、バターとチーズは、神戸、京都、大阪とされている。
大阪は、ソース、マヨネーズと砂糖の消費量が多く、神戸はドレッシングの消費量が多い、京都は味噌、醤油、みりん、酢の消費が多い。
同じ生鮮3品を買い入れていても、味覚を整えるための調味料の消費には、各都市の差があり、この差は3都市の家庭で調理されている内容、メニューやレシピの違いを表している。
3つの都市には同じ日本人が生活しており、顔や体格、体型には違いはなく、話し言葉から、初めて出身地が解るぐらいであり、外面からは区別はできない。
しかし、同じ生鮮3品を買い入れても家庭の調理、メニューやレシピ、調理の嗜好には違いがある。
都市の人口の流動性では、大阪が一番多く、年間約5~7%、京都、神戸は平均して約3%である。都市人口の流動性は大阪が高いが、一週間単位の人の移動は、月曜日から金曜日までは、京都、神戸から大阪に移動する人口が多く、土日には、大阪、神戸から京都に移動する人の数が多い。仕事では大阪に移動し、日帰り観光では、京都に移動する人口が多い。都市間交流の時間は、30分~40分であり、交通費も大きな負担になる費用ではない。それだけに都市間交流は激しく、食生活の格差は一見すると少ないようであるが歴史的に積み上げられてた食生活の経験が伝統として今も残されている。

■健康状態の違う3都市
都市の外観からは市民生活の中身や食生活の実態は見えてこないが消費の傾向からは3都市の違いがある。その違いは健康状態にも表れており地域格差が大きく見られ、死亡年齢のピーク年齢に3都市に差がある。その格差は、一定の年齢65才以上の高齢者になつてから見られる。この差は何が原因なのかを解明するすると、高齢化社会の大きな課題、メタボリックシンドロームの改善の鍵が潜んでいると考えられる。
日本は、厚生労働省によって、平成7年から人口動態調査として、死亡疾患とそのデータ分類を都道府県別に正確に提出され分類されている。
死亡の疾病分類では、Aから始まり、Tまで、20分類、例えば、ガン(悪性新生物)は、c00~97、の97の疾病別に分類され、脳血管疾患I60~69と詳細分類され、同時に死亡年齢が疾病別に細部にわたり分類整理されている。
京都、大阪、神戸は100万都市であり、100万人以上の死亡疾患分類が過去10以上継続的に且つ正確に分類されている。
この研究報告は人口動態調査を基礎にし、日本人に最適な食生活のあり方を探った。


食文化と文化密度の関係

京都・大阪・神戸関西三都の食文化

食生活の違いと産業構造

京都、大阪、神戸市民の食生活と環境及びメタボリックの関係