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環境問題と農作物

◆「野菜が糖尿病をひきおこす」を出版し10年

「野菜が糖尿病をひきおこす」を出版し10年がたちました。

本書の目的
日本は、世界に類を見ない、高齢化社会を迎えつつあり、高齢化と共に要介護者の増加は避けられず、医療費が各自治体の大きな負担になると予測でき、如何に生活習慣病を少なくし、医療費の軽減の必要性から、従来の食生活のなかで誰も指摘していない、「野菜の硝塩」の問題から改善を呼びかけることを目的に本書の原稿整理を行った。



医学、栄養学などに従事されている方々は、日々の食生活の根底になっている食品素材の栽培過程、特に農業の現場から野菜の善し悪しを見る視点に欠けている。
健康維持に欠かせない野菜の生産はこの数十年間の間に大きく激変し、品質的な劣化が激しい。その原因は数十年間続くデフレ経済の影響を受け、農業収益の低迷が続き、品質管理の意識の低下が見られ、同時に高齢化よって、熱心な生産者が少なくなっている。

農業生産者の平均年齢は、既に65 才を超えている。
生産現場では、重量野菜から軽量野菜に露地栽培から促成的栽培が多くなり、重労働の作業から簡易栽培に転換され、野菜の味覚や栄養成分よりも外観、見かけの野菜が店頭に多く見られ、硝酸塩濃度高い野菜が氾濫する結果となった。

多くの栄養指導の現場では、4訂、5訂の栄養成分表をバイブルとされ、そのまま活用されている。野菜の摂取は進められても、素材の善し悪しの判断が出来て折らず、高濃度の硝酸塩、亜硝酸塩を含む野菜を摂取させる要因に結びついていた。

問題定義から10 年が経過したが、現在も野菜に含まれる硝酸塩、亜硝酸塩の規制はされていない。

国家への提言
野菜の硝酸塩と関連性が強い次の問題を指摘している。


1.野菜に含まれる硝酸塩のガイドラインの作成
2.人工透析患者の急増と硝酸塩の関連性の研究


人工透析の名称は新聞や報道で知られているが、現場の雰囲気は異様で、一見すると元気に見える人たちも、ベットに横たわり、血管をチューブで長時間、繋がれ、横たわる姿は、言葉を失った。

1999 年に人工透析の病院を訪問し、透析の現場に立ち会った。年間2 万人が新たな透析患者になり、1 万人が亡くなっており、透析患者は毎年1 万人の増加が予測されていた。
一人の患者さんに掛かる費用は、医療費、障害手当を入れると年間500 万円とされている。1999 年に出版した時期と10 年間が経過し、患者数は正確に29 万人を超えている。
この間に、人工透析の患者さんは、約10 万人が何らかの合併症などによって無くなっておられる。人工透析に関わる国家的費用は実に1 兆5 千万円に膨らんでいる。これだけの費用にも関わらず、厚生労働省は無策のまま、この十年間に約10 万人の国民の死亡を見送ったのと同じである。


本書が書店に並び始めると比較的多方面からの反響が寄せられた。
野菜に含まれる高硝酸塩の放置を問題として、広く社会に認知されることが目的であった。
生産に関わる人たちからの反論はなく、低濃度の硝酸塩栽培の指導の要望が各地から始まり、この問題に関しては生産者の方々に受け入れられたと判断できる。

各地の生活協同組合、生産者団体、有機農業へトライしている組織などから講演の依頼が多く、低濃度の硝酸塩農産物の見分け方や生産指導方法等が主な演題であった。
同時に、非破壊硝酸イオン計測機器の開発が求められ、神戸大学農学との共同研究に取りかかった。残念ながら非破壊硝酸イオン計測機器の開発は、開発途中で助成金が止まり、完成には至っていない。

他方、本書の出版に対して反論されていたのは、農業生産に関わっていない、栄養士や大学で栄養学を教えている人に多く見られ、栄養学は机上論をぶっているだけで、実生活に結びついていないことを改めて認識した。
野菜の摂取を進めているのに、野菜嫌いの人たちに、援助するような論評である、として捉えられていた。

人は、嫌いになることには原因があり、美味しいものが嫌いになるはずがない。
不味い野菜を無理にたべさせられると、身体が拒絶反応を起こすのは極自然な傾向である。
野菜嫌いの多くは、子供の頃に不味い野菜を無理にたべさせられたことが肉体的に拒絶反応を示していると見るべきで、美味しい物は、進めなくとも手をだして、求めるのが普通である。

最近では美味しい野菜が少なくなったことに大きな原因がある。
美味しい野菜を栽培し、栽培者が納得できる経済バランスを整えることが、国民の健康に寄与する方法である。

不味い野菜を安く大量に作り、さあ食べろ健康によいと言われても、結果的に継続したりしない。農業生産の現場に過度な価格競争のプレッシャーを与えたことが、農産物の品質低下を起こし、引いては味覚の悪い野菜を氾濫させ、野菜嫌いを造り出している。

国民の健康には野菜の摂取は欠かせない、医療費の増加を阻止するには欠かせない条件である。そのためには美味しい栄養成分の豊富な野菜の栽培が欠かせない。厚生労働省や農林水産省の最大の課題である。


表-1(クリックでPDFがご覧になれます)

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表- 1 は、都道府県別の65 才以上人口比率をベースに横軸にし、県民医療費を見ると県民の高齢化が進むと一定の比率で医療費が増加していく、県別では医療費が一番少ないのは埼玉県で同時に65 才以上の比率は一番少なく、高いのは、高知県である。しかし、島根県や秋田県は、65 才以上の比率は高知県よりも少ない、その要因と見られるのが人工透析の患者数や10 万人当たりのベット数である。反対に長野県、岩手県、山形県は、高齢化比率は高いが、医療費は少なく、同時に人工透析、県民当たりのベット数、75 才以上の要介護比率が少ない、高齢化社会の医療費の増加に影響しているのは、地域の人工透析の患者数と要介護の比率と同時に地域の総ベット数に数字が表れていることが示されている。このグラフは、地域の健康指標として見ることが出来、如何に人工透析の患者数が大きな負担になっているかを示している。

■65歳以上の要介護人口、および透析患者の人口比率順データ(PDF)→

 

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