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環境問題と農作物

◆青木伸一君を悼む

世界の有機農業技術書の中で、青木伸一君が行った、大胆な土壌改良方法は、これまで存在しない。それだけに、日本の農学会において、彼が行った土壌改良方法を評価する学者も又存在しない。
 彼の圃場は、京丹後地域で、国が行った国営農業開発地域である。
この地域の大地の特長は、鉄分を多く含む粘度質に粒状の珪素が多い砂礫質の混合である。高温で焼くと信楽焼の地肌のようになる。
雨が降り続くと地下浸透が悪く、乾くと土壌が締まり、畑作の環境に整合させるには、苦労の多い土壌で、多くの農地が放置されたままになっていた。
 彼は、建築廃材をチップ状に加工し、圃場一面に、厚さ、約10cm~20cm程度で敷き詰め、3年程度寝かした。
チップは少しずつ腐敗する。
表面よりも底の部分から腐敗が進みチップ全体が腐敗色に変わる頃、トラクターで漉き込み、畝を起て、次の作物を植え付けた。
この結果は、土壌に多量の食物繊維を漉き込む効果と排水の悪い土壌改良に成功している。


21世紀の新たな有機農業技術

効果は、土壌改良だけではなく、従来、農学会では報告されていない、新たな効果が見られ、今後の有機農業の新たな技術が秘められていた。

有機農業の栽培では、常に植物性病害に対する防除方法、忌避対策が課題である。

梨黒斑病菌、柑橘類の緑カビ病菌、キャベツ黒すす病菌、なす灰色カビ病菌、こむぎ斑点病菌、キュウリ炭疽病菌、トマト褐色輪紋病菌、イネいもち病菌、トマト葉カビ病菌などである。

従来の農薬として、揮発性の1-Phenyl-3-Pentanone又は2-Methylpropanoic acid 2,2-dimethyl-1-(2-hydroxy-1-methylethyl)propyl esterなどが用いられている。

材木をチップ状にして放置すると必ず、腐敗する。腐敗することは茸の菌床に変わっており、そのなかには自然にこれらに準じた揮発性抗菌活性物質が作られる。

大地に漉き込むことで持続性ある抗菌活性が得られていることになる。

 農薬散布は、葉の裏側、表と散布されるが、大地に漉き込むと土壌の温度と共に気化し、葉の裏側に効果的な効果が見られ、カビ病の効果は持続する。

青木伸一さま圃場のカビ病の少なさは、この抗菌活性効果が作用していたと判断できる。

カビ病が少ないことは、土壌中に存在する昆虫の繁殖も制御できる。

圃場見学には大学の農学部教授や国及び各都道府県の技術指導も 見学に訪れていたが、彼が行っていた農法に対して多くは批判的で、中には、公然と批判する学者も存在していた。多くは樹木のリグニンやタンニンが土壌に残存し、今後数年は農地として活用できないとした指摘も存在していた。しかしその議論を見事に実践において、覆し、素晴らしい大地に転換していった勇気を称えたい。

この農法は、中山間地域の放置園の土壌改良には多いに役立つ方法で、今後は正確なエビデンスを確立していく必要がある。

木伸一君の有機農業への功績は、多くの有機農業生産者への新たな技法としてのメッセージであり、今後、有機農業を引き継ぐ人たちが大きく輝やかせなければならない。

                        2015年11月22日

                                             河野武平





 

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