循環型社会の中で環境と健康を考えるロハスなくらし お問い合わせ

道元の教えに学ぶロハスデザイン

 
水を知る 土に気付く 火に学ぶ 関西文化とロハスデザイン ロハスデザインの実践  
TOP>貧乏草>京都の四季と貧乏草>「青の風画」野村昌司展によせて 

貧乏草

京都・鴨川上流の流木にたくましく生きる「貧乏草」。
手入れを怠ると、庭や畑一面に広がるという強い生命力を持っています。
そんな「貧乏草」を心には生やさないよう、この時代を生きていく。

京都の四季と貧乏草

◆「青の風画」野村昌司展によせて 

gion.jpg21世紀が始まり、何故か私の中に「青」のイメージが広がりました。イメージする「青」は透明感の強い「青」、言わば透き通った「青」、その「青」に「時代の色」を感じて「青の風画」と名付け描き始めました。その後驚いたことに、青色発光ダイオードの発明とも相まって世の中には「青」が急速に広がって行きました。初めて美しく輝く巨大な「青のクリスマスツリー」を見たときはちょっと感激でした。

2001年以降、地元京都・大阪・富山・愛知・東京等13回の「青の風画」展を開催してきました。今回の京都展が14回目となります。2009年も終わろうとする今も、より深くより豊かな「青の風画」の世界を求めて、私の中でまだ「青」への旅は続いています。 
 
「時の移り変わり」の中に大きなエネルギーの変化を感じて、2005年から1年半に渡って700枚を越えるダンスのムービングクロッキーに取り組み、ダンスカンパニー「DINYOS」(京都)とのコラボレーション公演等も試みる中で、また新たな絵の世界が自分の前に開かれてきました。また昨年今年と2年続けて東京・銀座で「青の風画」展を開催し、自分の絵画世界への確信を深めることが出来ました。


昨年12月に各方面で活躍されている河野武平氏との出逢いがあり、今の時代「我々はせめて心に<貧乏草>をはやさないよう、本にして世に送り出しましょう!」と言う「貧乏草」の本づくりの構想が動き出しました。

数々の貧乏草(ハルジョオン・ヒメジェオン)のスケッチ、「京都からの発信」の意味も込めて「葵祭」や「祇園祭」等の現場に通い、歩きながらスケッチしました。またそれらの作品化(油絵にする)にも取り組みました。京伝統の「祭」を新しい方向性で自分らしく描くこと、「動き」をいかに表現するか等の新しい課題に、ワクワク感を持って取り組むことができました。

今回は「ポピー」の連作、初めて描く「富士」、「森と湖」、「京の祭」等々の油絵に加え、現場で描いた「貧乏草」「葵祭」「山鉾巡行」「ダンス」のスケッチも展示します。現場スケッチならではの臨場感が伝わればと思います。

また河野氏が今回新しく工芸繊維大学の木村照夫教授と開発された「竹パルプに樹木の葉の香りを漉き込んだ」新しい和紙の世界に、野村昌司の「青の風画」の世界を加えると言う試みの作品も展示させていただきます。合わせてお楽しみ下さい。


この1年あまり、世界は大きく変動し新しい時代の息吹が其処彼処に表れ始めました。私自身この時代の大きなエネルギーの力を受けて、自分の中にある様々な因子が動き出してきたのを感じています。絵を描くことは自己との対話、本来の自己と向き合うこと、その対話から生まれる言葉に自分自身が正直に向き合えた時、今まで持っていた固定観念がはずれ、自分の中の何かが少しずつ解き放たれていくのを一連の制作を通して実感しました。自分が「本来の自分自身」でいる時、人は大きなエネルギーを出すことができる。そんな気がします。

古材での「オリジナルフレーム」を初め、振り返れば私の絵の中にいつも象徴的に現れる「月」(満月)、「森」と「水」も描き続けている大きなテーマです。等々、生命の「循環」と「再生」は私にとって切っても切り離せない大切なテーマなのだと今改めて感じています。

新しく動き出した時空間の流れの中、新たな視点の「青の風画」の世界をご高覧頂ければ幸いです。



野村昌司 (2009・11・吉日)

個展
12月1日(火)~6日(日)11:00am~7:00pm(最終5:00)
ギャラリー中井 にて 

くわしくはこちら↓
http://www.lohas-design.jp/binbogusa/cat26/post-4.html        

個展案内状ダウンロード(PDF)→